直以

「ただ~によって」。SATで575件ヒットするが、用例を見る限りほとんどこの用法で使われているようだ。ぱっと調べた限り、用例に三国時代以前のものが見えないようであるが、比較的新しい語法なのであろうか。竺法護に一例見えるが、鳩摩羅什以降の用例が多い。

「又復未曾作重惡業。直以嫉妬。汝今應當退失此處」(またこれまで重い悪業を造ったことがお前にはなかった。(しかし、)ただ嫉妬によってお前は今このところから退いた)『佛本行集經』 (No. 0190 闍那崛多譯 )