雑阿含経12. 無常な原因

原文と翻訳

(一二) 如是我聞。一時佛住舍衞國祇樹給孤獨園。爾時世尊告諸比丘。


7. Sahetuaniccasuttaṃ

18. Sāvatthinidānaṃ.

このようにわたしは聞きました。あるとき仏は舍衞國の祇園に住んでおられました。そのとき世尊は比丘たちに告げました。

「色無常。若因若縁生諸色者彼亦無常。無常因無常縁所生諸色。云何有常。


‘‘Rūpaṃ, bhikkhave, aniccaṃ. Yopi hetu, yopi paccayo rūpassa uppādāya, sopi anicco. Aniccasambhūtaṃ, bhikkhave, rūpaṃ kuto niccaṃ bhavissati!

「色(=もののすがた)は無常である。もし因や縁が色を生じたならば、その(因や縁)は無常である。無常な因、無常な縁によって生じた色がどうして常住不変でありうるだろうか。

受想行識無常。若因若縁。生諸識者。彼亦無常。無常因無常縁。所生諸識。云何有常。


Vedanā aniccā. Yopi hetu, yopi paccayo vedanāya uppādāya, sopi anicco. Aniccasambhūtā , bhikkhave, vedanā kuto niccā bhavissati! Saññā aniccā… saṅkhārā aniccā. Yopi hetu yopi paccayo saṅkhārānaṃ uppādāya, sopi anicco. Aniccasambhūtā, bhikkhave, saṅkhārā kuto niccā bhavissanti! Viññāṇaṃ aniccaṃ. Yopi hetu yopi paccayo viññāṇassa uppādāya, sopi anicco. Aniccasambhūtaṃ, bhikkhave, viññāṇaṃ kuto niccaṃ bhavissati!

同様に、受(=感受されたもの)、想(=構想されたもの)、行(=集めて作ったもの)、識(区別して作ったもの)は無常である。因や縁が識を生じたならば、その(因や縁)は無常である。無常な因、無常な縁によって生じた識がどうして常住不変なものでありうるだろうか。

如是比丘。色無常。受想行識無常。無常者則是苦。苦者則非我。非我者則非我所。如是觀者。名眞*實觀。


対応なし

このように比丘よ。色は無常である。受想行識は無常である。無常なものは苦であり、苦であるものはアートマンではない。アートマンではないものは私の所有物ではない。このような観察を真実観であるとわたしは名付ける。

聖弟子。如是觀者。於色解脱。於受想行識解脱。我説是等爲解脱生老病死憂悲苦惱。」


Evaṃ passaṃ…pe… nāparaṃ itthattāyāti pajānātī’’ti.

聖なる弟子よ。このように観察するならば、色(もののすがた)から抜け出すことができる。受想行識から抜け出すことができる。わたしはこれらを生老病死憂悲惱苦からの解脱であると、説く。」と。

時諸比丘聞佛所説。歡喜奉行

そのとき比丘たちはブッダの説かれたことを聞いて、喜び承りました。


コメント

11とほぼ同じ内容だが、「聖弟子如是觀者」以降の内容が異なる。11は厭うことによって解脱智証を得ると述べるが、こちらは生老病死憂悲惱苦から解脱できると説いている。[/su_box]

パラレル

(翻訳

  • 漢訳はパーリにはない無常→苦→無我の論法を載せている。一方でパーリは漢訳にないSN 22.19–20を有している。この漢訳にない二経は「無常・苦・無我」の三経を作るために作られたと考えられる。
  • SN 22.19は論理的に矛盾している。というのも、SN 22.19には「苦を原因とするものは苦になる」とあるが、苦から楽が生まれることなどいくらでもあるからである。無常を原因とするものが無常になるという命題と苦を原因とするものは苦になるという命題は根本的に違う。

7. Sahetuaniccasuttaṃ

18. Sāvatthinidānaṃ. ‘‘Rūpaṃ, bhikkhave, aniccaṃ. Yopi hetu, yopi paccayo rūpassa uppādāya, sopi anicco. Aniccasambhūtaṃ, bhikkhave, rūpaṃ kuto niccaṃ bhavissati! Vedanā aniccā. Yopi hetu, yopi paccayo vedanāya uppādāya, sopi anicco. Aniccasambhūtā , bhikkhave, vedanā kuto niccā bhavissati! Saññā aniccā… saṅkhārā aniccā. Yopi hetu yopi paccayo saṅkhārānaṃ uppādāya, sopi anicco. Aniccasambhūtā, bhikkhave, saṅkhārā kuto niccā bhavissanti! Viññāṇaṃ aniccaṃ. Yopi hetu yopi paccayo viññāṇassa uppādāya, sopi anicco. Aniccasambhūtaṃ, bhikkhave, viññāṇaṃ kuto niccaṃ bhavissati! Evaṃ passaṃ…pe… nāparaṃ itthattāyāti pajānātī’’ti. Sattamaṃ.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です